CFRP製の船舶用プロペラ

 2015年1月19日の日本経済新聞に、『ナカシマプロペラ 炭素繊維製、船用に』という記事が出ていた。

 一般商船の場合、通常、プロペラは銅合金製であるという。ナカシマプロペラは、それを炭素繊維強化プラスチック(CFRP)で製造し、2014年6月に、一般商船の主推進用に、世界で始めて、搭載された。

 ナカシマプロペラは、船舶用プロペラの国内最大手で、売上高は約200億円。大型船舶向けでは、世界シェア約30%、国内シェア約70%であるという。

 記事は結構長いのだが、その中に注目すべき情報が記されている。その部分を以下に引用する。

==========
 物質・材料研究機構の調査では50年までの銅の累積使用量は埋蔵量を超え、「銅合金鋳造物であるプロペラは資源枯渇の脅威にさらされている」(中島社長)
==========

 ということもあって、代替素材としてCFRPを取り上げたということらしい。


 50年というのは、おそらく2050年のことだろう。あと35年。35年くらいあっという間に過ぎてしまう。

 現在、ガソリンエンジン・電気モーター併用自動車、電気自動車、燃料電池自動車が脚光を浴びている。これらの自動車は、これまで一般家庭で使用されてきた電気モーターより、強力なモーターを搭載している。当然、銅線の使用量も多い。それが、下手をすると、一家に一台、ということにもなりかねない。

 船舶用のプロペラは、大きいから銅の使用量も多いだろう。中島社長の危機意識も理解できる。ところが、電機で動く自動車が主流となるとしたら、その台数は船舶とは桁違いに多くなる。その一台一台に、強力なモーターが搭載される。銅の使用量もうなぎのぼりだろう。自動車メーカーは、この辺りを、どう考えているのだろうか。


ブログランキング・にほんブログ村へ

スポンサーサイト

スイスフラン 急騰

 2015年1月15日18時、スイス国立銀行が、1ユーロ/1.20スイスフランを上限として、無条件に実行してきたスイスフラン売りユーロ買い介入を終了すると発表した。直後から、スイスフランは急騰した。対ユーロでは、1ユーロが0.82スイスフラン程度まで上昇する局面もあった。その後0.995スイスフラン程度まで戻している。

 スイスフランがらみの取引では、介入終了の発表で、思わぬ利益を得たものもいれば、思わぬ損失を抱えたものもいる。スイス国立銀行の為替介入で、リスクは限定的、利益も限定的と思われていたはずだが、前提が変わってしまったのだから、致し方ない。

 スイスフラン買いの圧力が強く、スイス国立銀行も、スイスフラン売りユーロ買い介入を、継続するのは不可能と判断したようだ。事後に考えてみれば、こうなっても不思議はないという感じだが、新聞報道を見ると「予想外」ということになっている。一方で、スイスフランの上昇が1ユーロが1.20スイスフランどまりとわかっていても、スイスフランを買い続けていたものたちがいたわけだから、いつかはスイスフランの売り介入も破綻すると読んでいたものたちも、少なからずいたということだろうか。

 イギリスが拠点のFX業者アルパリが、16日に破綻した。金融庁はアルパリジャパンに対し、国内保有命令を出した。金融先物取引業協会によると、2014年11月でのスイスフランの売り持ち高は1000億円程度であるという。売り方の損失はどの程度になったのだろうか?


ブログランキング・にほんブログ村へ

カレンダー
プルダウン 降順 昇順 年別

12月 | 2015年01月 | 02月
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31


RSSリンクの表示
リンク
カウンター
QRコード
QR
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

最新トラックバック