メモリーでPCの処理能力は変わるのか?

 PCのメモリーを変えて、ベンチマークを走らせて見た。


 用意したメモリー
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(1)2x2GB DDR3 1333MHzのメモリー。

2x2GB DDR3 1333

 このメモリーは、1333MHz(A-1333と呼ぶ)と、XMP 1600MHz(A-1600と呼ぶ)設定で動作させた。


(2)2x4GB DDR3 1600Mhzのメモリー。

2x4GB DDR3 1600

 このメモリーは、1600MHz(B-1600と呼ぶ)と、1333MHz(B-1333と呼ぶ)設定で動作させた。


(3)2x4GB DDR3 1866Mhzのメモリー。

2x4GB DDR3 1866

 このメモリーは、1866MHz(C-1866と呼ぶ)と、1600MHz(C-1600と呼ぶ)と、1333MHz(C-1333と呼ぶ)設定で動作させた。
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PCの構成
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Mother Board----MSI Z87-G45 GAMING
CPU----i5 4670
Memory----適宜変更
HDD----WDC WD10EZEX-00RKKA0 1TB(システムドライブ)
HDD----Seagate ST2000DM001-1CH164 2TB
Graphics----Sapphire HD7750
Optical Drive----LG BD-RE BH14NS48
Power Supply----Seasonic SSR-450RM(80PLUS Gold)
Display----1xDVI 1920x1080
Display----1xHDMI 1920x1080
PS/2 Keyboard
USB Mouse
Windows7 64bit
==========



 走らせたベンチマークは、IntelのXTUのベンチマークと、CINEBENCH R15のCPUベンチマーク(マルチとシングル)。


<A>Intel XTUのベンチマークのスコア。

(1)A-1333 752Marks,3.91GHz,74℃
(2)A-1600 805Marks,3.67GHz,74℃
(3)B-1333 762Marks,3.67GHz,75℃
(4)B-1600 826Marks,3.68GHz,77℃
(5)C-1333 668Marks,3.67GHz,71℃
(6)C-1600 732Marks,3.66GHz,71℃
(7)C-1866 773Marks,3.67GHz,73℃

 スコアを見ると、同じメモリーでは、クロックが高いほうが、スコアも高い。ところが、同クロックで比較すると、メモリーで、かなりスコアが異なる。Bが高く、Aはそれより少し劣り、Cはかなりスコアが低い。


<B>CINEBENCH R15のスコア。マルチ、シングルの順。

(1)A-1333 548cb,150cb
(2)A-1600 553cb,150cb
(3)B-1333 548cb,150cb
(4)B-1600 551cb,153cb
(5)C-1333 545cb,148cb
(6)C-1600 552cb,152cb
(7)C-1866 555cb,152cb

 <A>の場合と異なり、同クロックなら、メモリーが異なっても、スコアはほぼ同レベル。クロック別に見ると、メモリーにかかわらず、クロックが高いほどスコアも高くなっている。

 理由はよくわからないが、ベンチマークによって、スコアの傾向がかなり異なるとは、言えそうだ。


<C>消費電力。アイドル時、Prime95実行時の順。

 ベンチマークではないが、アイドル時の消費電力と、Prime95(Blend、4スレッド)のTest4実行時の消費電力をまとめておく。計測には、サンワサプライのワットチェッカーPlusを使用した。

(1)A-1333 44~45ワット、130~131ワット。
(2)A-1600 45ワット、137~138ワット。
(3)B-1333 44ワット、130~131ワット。
(4)B-1600 44~45ワット、135~136ワット。
(5)C-1333 43~44ワット、121~122ワット。
(6)C-1600 44ワット、125~126ワット。
(7)C-1866 44ワット、129~130ワット。

 A-1600は、メモリー電圧が1.650ボルトと高いので、少し値が高く出ているはずだ。Cの消費電力が低いのが目立つが、<A>でCのスコアが低いことと関係がありそうだ。


<D>HDBENCHのスコア。リード、ライト、リード/ライトの順。

 Intel XTUのベンチマークと、CINEBENCH R15のスコアの傾向の違いに納得がいかないので、参考として、HDBENCHのメモリーのベンチマークを、走らせてみた。

(1)A-1333 698264,613375,183128
(2)A-1600 700005,668210,288818
(3)B-1333 698623,593253,195875
(4)B-1600 698879,668129,289010
(5)C-1333 693436,511437,992562
(6)C-1600 696319,628611,188659
(7)C-1866 696605,659353,236787

(15)C-1333 695397,511333,030552 (注)(5)の数値が突出しているため、再試行して得た値の内のひとつ。

 (5)と(15)の値を見てしまうと、HDBENCHが返す値の妥当性に疑問を持たざるを得ないが、仮に信頼できる値と仮定すると、Cメモリーは、A、Bと比較すると、ライトとリード/ライトのスコアが低い。これは、Intel XTUのベンチマークの場合と傾向が似ている。どのようなアプリケーションを実行したとき、このような傾向が表面化するのかが問題となるが、残念なことにそこまではわからない。


 これらの結果が、CPUに起因するのか(メモリーコントローラーはCPUに組み込まれている)、マザーボードに起因するのか、それともメモリーに起因するのか、あるいは相互作用なのかについては不明であるし、そのヒントを与えるものでさえないことを、念のために付け加えておく。


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PCの置き場

 PCをどこへ、どのように置いたらいいのか、というお話。


(1)PCケースを、床面から20センチ以上高いところに置く。床面に近いほど、埃が多いので、それを避ける意味があり、非常に効果的。10センチぐらいでは不足で、最低でも15センチくらい持ち上げたいところだ。個人的には、PCラックの下段においているが、その高さは19センチになっている。これで、吸気口のフィルターは、ほとんど汚れない。フィルターのないPCケースでも、ケース内にはほとんど埃がたまらない。

(2)部屋の角には置かない。これは、埃対策と、放熱対策。

(3)部屋の壁面から、PCケースの背面をある程度はなす。これは、埃対策と、放熱対策。

(4)PCを置いてあるところだけでなく、全居住スペースを、週に一度は、電気掃除機で掃除する。これも埃対策。掃除しないと、部屋の角や、壁面近くの床に、埃がたまってくるので、掃除は定期的にする必要がある。


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MSI B85M ECO + i5 4670 で 3840MHz

 MSIのB85M ECOマザーボードと、i5 4670(4670Kではない)を組み合わせたPCで、IntelのXTUのベンチマークを走らせて見たところ、なんと3840MHzという周波数を記録してしまった。

 このPCは、1ヶ月ほど前に、ASRockのZ97 Extreme4からB85M ECOに、マザーボードを交換したもので、それ以来トラブルもなく、快調に動いていたものだ。処理能力的には、どうなのかということで、データをとってみたところ、意外な結果が出たというわけだ。

 以下、データをまとめた。通常なら、テキストで記述するのだが、今回は特別に、スクリーンプリントを使用している。


PCの構成
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Mother Board----MSI B85M ECO
CPU----i5 4670
Memory----2x4GB DDR3 1600MHz
SSD----OCZ ARC100 240GB(システムドライブ)
HDD----Seagate ST1000DM003 1TB
Graphics----Sapphire HD6450
Graphics----Intel HD4600
Optical drive----Pioneer DVD-RW DVR-219L
Power Supply----Rosewill CAPSTONE-450(80PLUS Gold)
Display----1xDVI 1920x1080
Display----1xHDMI 1920x1080
PS/2 Keyboard
USB Mouse
Windows7 64bit
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<A>IGPをDVI接続で使用した場合(HD6450は取り外し)

(1)Intel XTUのベンチマーク

b85m eco 4670 ddr3 1600 ssd hdd odd 1xdvi hwbot crop 1

(2)CINEBENCH R15
b85m eco 4670 ddr3 1600 ssd hdd odd 1xdvi cinebench crop

(3)消費電力
 アイドル状態で25から26ワット。HDDが電源オフとなった状態で22ワット。
 Prime95(Blend、4スレッド)のTest4の実行時で、131から132ワット。
 消費電力は、PC本体のもので、ディスプレーは含まない。計測にはサンワサプライのワットチェッカーPlusを使用した。



<B>IGPをDVI接続とHDMI接続で使用した場合(HD6450は取り外し)

(1)Intel XTUのベンチマーク

b85m eco 4670 ddr3 1600 ssd hdd odd dvi hdmi hwbot crop

注)「4670 at 3840MHz」などと、とんでもないことになっているが、たぶんIXTUのバグ。

(2)CINEBENCH R15
b85m eco 4670 ddr3 1600 ssd hdd odd dvi hdmi cinebench crop

(3)消費電力
 アイドル状態で26ワット。HDDが電源オフとなった状態で23ワット。
 Prime95(Blend、4スレッド)のTest4の実行時で、129から130ワット。
 消費電力は、PC本体のもので、ディスプレーは含まない。計測にはサンワサプライのワットチェッカーPlusを使用した。



<C>HD6450をDVI接続で使用した場合(IGPはBIOSで無効化)

(1)Intel XTUのベンチマーク

b85m eco 4670 ddr3 1600 ssd hdd odd hd6450 1xdvi hwbot crop

(2)CINEBENCH R15
b85m eco 4670 ddr3 1600 ssd hdd odd hd6450 1xdvi cinebench crop

(3)消費電力
 アイドル状態で34ワット。HDDが電源オフとなった状態で31ワット。
 Prime95(Blend、4スレッド)のTest4の実行時で、141から142ワット。
 消費電力は、PC本体のもので、ディスプレーは含まない。計測にはサンワサプライのワットチェッカーPlusを使用した。



<D>HD6450をDVI接続とHDMI接続で使用した場合(IGPはBIOSで無効化)

(1)Intel XTUのベンチマーク

b85m eco 4670 ddr3 1600 ssd hdd odd hd6450 dvi hdmi hwbot crop


(2)CINEBENCH R15
b85m eco 4670 ddr3 1600 ssd hdd odd hd6450 dvi hdmi cinebench crop

(3)消費電力
 アイドル状態で35ワット。HDDが電源オフとなった状態で32から33ワット。
 Prime95(Blend、4スレッド)のTest4の実行時で、142から143ワット。
 消費電力は、PC本体のもので、ディスプレーは含まない。計測にはサンワサプライのワットチェッカーPlusを使用した。



<E>HD6450をDVI接続、IGPをHDMI接続で使用した場合

(1)Intel XTUのベンチマーク

b85m eco 4670 ddr3 1600 ssd hdd odd hd6450 dvi igp-hdmi hwbot crop

注)「4670 at 3860MHz」などと、とんでもないことになっているが、たぶんIXTUのバグ。

(2)CINEBENCH R15
b85m eco 4670 ddr3 1600 ssd hdd odd hd6450 dvi igp-hdmi cinebench crop

(3)消費電力
 アイドル状態で34ワット。HDDが電源オフとなった状態で31から32ワット。
 Prime95(Blend、4スレッド)のTest4の実行時で、141から142ワット。
 消費電力は、PC本体のもので、ディスプレーは含まない。計測にはサンワサプライのワットチェッカーPlusを使用した。



 以下は、<E>の(1)の結果を得たときの、IntelのXTUのスクリーンプリントを縮小してから、トリミングしたものだ。小さくて見づらいのだが、右側の最上段がReference Clockで100MHzとなっているのがわかるはずだ。i5 4670は最大でも38倍だから、3860MHzというのは本来ありえない。B85M ECOが異常なのか、CPUが異常なのか、IXTUが異常なのか、それともこれで正常なのか、ということになるが、おそらくIXTUのバグだろう。

b85m eco 4670 ddr3 1600 ssd hdd odd hd6450 dvi igp-hdmi ixtu crop



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どこかしら、ポンコツな、マザーボード

 現在、i5 4670を使用したPCを、二台使っている。そのうちの一台は、安定しているのだが、もう一台は不安定で困っている。マザーボードが原因と思われるので、交換したいのだが、最近は、LGA1150ソケットのマザーボードが市場から消えつつあって、選択が困難になっている。残っているのは、今更これに手を出す人は、なかなかいないだろうという品ばかりだ。

 最悪、i5 4670も、マザーボードも、まとめて処分することにもなりかねないので、記録を残しておく。


 一枚は、MSI Z87-G45 GAMINGだ。これは、kernal power 41で、ほぼ毎日、突然シャットダウンしてしまうという代物だが、それ以外は問題がない。

z87-g45 gaming kp41 crop

 大方のマザーボードは、デフォルト設定なら問題はないが、BIOSの設定を変えているうちに、ボロが出てくる。Z87-G45 GAMINGの場合は、そういうことはない。ベンチマークをとってみると、成績も悪くない。

z87-g45 gaming 4670 hdd hdd odd hd7750 dvi hwbot crop

 これは、Intel XTUのANALYZEの結果だが、赤点がこのPCのスコアで、i5 4670としては、そこそこハイレベルだ。4670はOCできないから、結果を左右する要因は、マザーボードと、メモリーと、IGPの使用の有無くらいだ。このPCの場合、メモリーは2x4GB DDR3 1600MHzで、IGPは使用していない。このマザーは、ベンチマークから見ると、悪いものではない。

 ということもあって、手元に残して、KP41対策を、ハードウェアを変更しない範囲で、あれこれやってみるのだが、埒が明かない。このZ87-G45 GAMINGは、以前から使用していたPCのマザーボードの代替にあてたもので、それ以外は変更していないため、問題はマザーボード側にある可能性が高い。ということもあって、それ以外を、交換する気にもならない。


 もう一枚は、MSI B85M ECOだ。これは、現在のところ、ノートラブルだ。BIOSがらみの問題もない。そもそも、BIOSの設定項目が極端に少なく、問題などありそうもない。ベンチマークをとってみると、成績は悪くない。しかしながら、Z87-G45 GAMINGほどではない。

b85m eco 4670 ddr3 1600 ssd hdd odd 1xdvi hwbot crop


 この二枚の、もうひとつの違いは、消費電力だ。アイドル時は、B85M ECOのほうが4ワットほど低い。Z87-G45 GAMINGは平均的で、B85M ECOはかなり少ない部類だ。CPU100%負荷時は、Z87-G45 GAMINGのほうが、20ワットほど少ない。Z87-G45 GAMINGが平均的か、やや少なく、B85M ECOはかなり多い部類だ。これが、B85M ECOの問題点だ。

 HW INFOでVIDを調べてみると、Z87-G45 GAMINGでは、core #0~#3の順に、最大値が、1.165V、1.163V、1.167V、1.165Vとなっていた。最小値は、同じく、0.864V、0.866V、0.861V、0.864Vとなっていた。

 B85M ECOでは、最大値が1.190V、1.190V、1.190V、1.193Vとなっていて、最小値が、0.849V、0.850V、0.849V、0.850Vとなっていた。

 比較すれば一目瞭然だが、最小値は、B85M ECOが低く、最大値はB85M ECOが高い。これが、アイドル状態とCPU負荷100%状態の、消費電力の差の原因のひとつだろう。

 このようなことは、以前からあることで、驚くようなことではないのだが、日本のメーカーが、今でもマザーボードをてがけていたら、どうなっていたのだろうかと、考えずにはいられない。あるいは、以前に市販されていたIntel製のマザーボードは、どうだったのだろうかとも考えてしまう。


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