オリコ 復配

 オリコが2017年3月期の復配を決めた。配当は1株当たり2円だ。2018年3月期の配当予想は2円だ。


  オリコの最後の配当は、2006年3月期に復配したときで、1株当たり3円だった。2007年3月期の配当予想は3円だったが、再び無配になった。

 オリコという会社は、当時も今も儲かっている会社ではない。

 2007年3月期の純利益は4613億円の赤字だ。同期の営業収益が3128憶円だから、つぶれてもおかしくないレベルだった。

 当時、伊藤忠商事が18164万株(21%)の株式を保有していた。第2位の株主は、みずほコーポレイト銀行で3299万株(3.8%)を保有していた。

 上場は東証第一部で、株価は154円、時価総額は1547憶円だった。


 翌2008年3月には、東証第二部に市場変更されていて、株価は205円、時価総額1030憶円だった。株価と時価総額の関係がおかしいのは、2007年に減資と株式併合が行われているからだ。

 2008年3月期の営業収益は2725憶円、純利益は133億円で、一株当たりでは26.6円、無配だった。



 現在はどうなのか?

 2017年3月期の営業収益は2136憶円、純利益は286億円で、一株当たりでは15.44円、配当は2円だ。

 上場は東証第一部で、株価は199円、時価総額は3419憶円だ。

 みずほ銀行が83640万株(48.6%)を保有し、第二位株主は伊藤忠商事で28404万株(16.5%)を保有している。



 オリコはその他金融業に分類されているはが、この業界は2008年当時と大きく変わってしまっている。当時の上場企業の多くが、上場廃止となってしまっているのだ。

 2008年の3月時点で上場されていたその他金融会社で、もう上場されていない会社には以下のようなものがある。

8258 OMCカード 時価総額856憶円

8564 武富士 時価総額2944憶円

8568 シンキ 時価総額196憶円

8571 NISグループ 時価総額524憶円

8574 プロミス 時価総額4545憶円

8577 ロプロ 時価総額82憶円

8582 三菱UFJニコス 時価総額5621憶円

8588 セントラルファイナンス 時価総額466憶円

8597 SFCG 時価総額1471憶円


 大き目のところはこれくらいだろうか。

 武富士、プロミス、ニコスの時価総額が大きいが、その数年前にはもっと大きかった。

 この業種は2005年に高値をつけていて、武富士は2005年に9220円の高値があって、2008年には2000円を下回ってしまっているので、2005年の時価総額は1兆円を超えていたことになる。

 ニコスも2005年には1585円の高値があって、2008年には400円を下回っているので、2005年当時は2兆円を超えていたと思われる。


 その後、さらに業況が悪化し上場廃止の道をたどるのだが、そのあたりについては過去の記事で触れている。記事のURLは、http://itumabusi.blog.fc2.com/blog-entry-208.htmlだ。これは2014年に貸金業法の規制緩和の動きが出たときの記事だ。


 オリコはダメダメだったのだが、上場を維持した会社の一つだ。時効の事実上ない過払い金の返還訴訟がいまだに業績の足を引っ張ているのだが、あと数年もすればそれも姿を消すのかもしれない。


 1,2年前にはネットをアクセスしていると、過払い金返還訴訟に関する弁護士事務所の広告が目に付いたが、最近は目にしない。広告を出さないと顧客が集まらないから、広告を出しても顧客が現れないに変わってきたのかもしれない。それが、オリコの11年ぶりの復配につながったのだろうか。



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