RYZEN 1500X その後(2)

 マザーボードのBIOSの新バージョン(B35AS626.BSS)がメーカーサイトで公開されていた。日付が2017/06/26となっているが、7月7日には存在していなかったので、それ以降のどこかで公開されたことになる。


 BIOSを更新してみたところ、気づいた限りでは、変更点は二つだ。SMT Modeの設定が可能になったことと、CPU倍率の設定方法が変わったことだ。


 性能的な変化があったかどうか確認のためCINEBENCH R15を実行してみた。


(1)BIOSデフォルトの場合

:(イ)電源プランがバランス設定の場合

:;8スレッド::813cb
:;4スレッド::482cb
::1スレッド::152cb


:(ロ)電源プランが高パフォーマンス設定の場合

:;8スレッド::815cb
:;4スレッド::554cb
::1スレッド::155cb


 旧バージョンのBIOSの場合と同様な結果だ。



(2)BIOSデフォルトからCPBをDisabledにした場合

:(イ)電源プランがバランス設定の場合

:;8スレッド::793cb
:;4スレッド::458cb
::1スレッド::133cb


:(ロ)電源プランが高パフォーマンス設定の場合

:;8スレッド::788cb
:;4スレッド::561cb
::3スレッド::426cb
::2スレッド::286cb
::1スレッド::143cb


(3)BIOSデフォルトからCPBをDisabledとし、SMTをDisabledとした場合

:(イ)電源プランがバランス設定の場合

:;4スレッド::555cb
:;3スレッド::421cb
:;2スレッド::283cb
::1スレッド::143cb


:(ロ)電源プランが高パフォーマンス設定の場合

:;4スレッド::558cb
::3スレッド::426cb
::2スレッド::286cb
::1スレッド::143cb


 この値と、(2)の値の差がSMTによる処理能力の増加分になるはずだ。

::793/555=1.44
::788/558=1.41

 SMT有効の8スレッドのcb値を、SMT無効の4スレッドのcb値で除した値だが、AMDが公表しているSMTによる処理能力の増加分41%と近い数字になっている。


::458/283=1.61
::561/286=1.96

 この値は、OSのリソース管理方式の相違による処理能力の変化を計算したものだが、バランスプランでは1.41に近い値、高パフォーマンス時は2.0に近い値となれば、理想形のはずだが、バランスプランではかなり外れた値になっている。



(4)BIOSデフォルトからCPBをDisabledとし、電源プランを高パフォーマンス設定にしたうえで、最小と最大のプロセッサの状態を5%にした場合

:(イ)SMTがAutoの場合

:;4スレッド::244cb、252cb、246cb
:;3スレッド::191cb
:;2スレッド::128cb
::1スレッド::64cb


:(ロ)SMTがDisabledの場合

:;4スレッド::249cb、250cb、250cb
::3スレッド::190cb
::2スレッド::126cb
::1スレッド::64cb


 ここで重要なの4スレッドの値だ。1、2、3スレッドの値はcb値のばらつきを見るためのものだ。

 OSのオーバーヘッドがゼロに近く、OSが理想的なものであれば、4スレッドのcb値はSMTの有効無効にかかわらず同じ値になるはずだ。現実にはオーバーヘッドがあるため、SMT無効の場合のcb値はSMT有効の場合以下になり、その差がOSのオーバーヘッド相当分になるはずなのだが、現実にはそうはなっていない。

 (4)は、(2)と(3)の値の差が少ないので、CPUのクロックをほぼ半分にして、オーバーヘッドの影響を見ようとしたものだが、SMT有効のほうがcb値が低いという結果になってしまっている。

 問題は、処理能力の大きい状態であるSMT有効時のスコアのほうが低めということに尽きるのだが、その理由は当然わからない。

 単なる値のばらつきということだと思う。



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