FX-8320E Clock Vcore
AMD FX-8320Eの、安定動作可能な、最低のCPU電圧を、クロック別に、調べてみた。
使用したPCの構成
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AMD FX-8320E CPU
GIGABYTE 970-GAMING(BIOS F1) Mother Board
2x4GB DDR3 1866MHz Memory
GeForce GT730 1GB GDDR5 Graphics
1TB HDD
DVD Drive
Seasonic SSR-450RM(80PLUS Gold) PowerSupply
1xDVI 1920x1080+1xHDMI 1920x1080 Display
PS/2 Keyboard
USB マウス
Windows7 64bit
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調べたクロックは、3.2GHzから4.0GHZまで。AMD OverDriveの、安定性テストを1時間実行し、エラーが出なければ、合格とした。
CPUの電圧は、マザーボードのBIOSで調整したが、オフセットでしか電圧を設定できないので、そのオフセット値と、CPU-Z上のCore Voltageを併記した。
オフセット電圧の設定は、任意の値の入力ではなく、BIOSが提示してきた値を選択する形式だ。その値の並びが変則的なもので、マイナス側は、0.0、-0.075、-0.095、-0.115、、、という並びで、プラス側は、0.0、+0.020、+0.040、+0.060、、、という並びになっている。
CPU-Z上のCore Voltageは、安定性テスト実行中の最大値を採用した。
x16.0(3200MHz)、-0.075V、1.104V (CPU倍率(クロック数)、オフセット電圧、Core Voltageの順)
x16.5(3300MHz)、+0.020V、1.164V
x17.0(3400MHz)、+0.020V、1.164V
x17.5(3500MHz)、+0.040V、1.176V
x18.0(3600MHz)、+0.060V、1.200V
x19.0(3800MHz)、+0.120V、1.248V
x20.0(4000MHz)、+0.180V、1.308V
(参考)x16(3200MHz)、+0.000V、1.140V
オフセットの増減と、Core Voltageの変化の関係が、結構でたらめだが、これはVRMの電圧制御の刻みが、0.012V単位になっていることに、原因のひとつがあると、x16の+0.0Vと、x18の+0.060Vの関係から、推測できる。しかしながら、x16の+0.0Vと、x16の-0.075Vの関係については、意味不明だ。
x16は、8320Eのベースクロックだが、これは-0.036Vでもテストをパスする。ところが、そのすぐ上の16.5倍では、+0.024Vにしないとパスしない。きわどい選別とも、余裕の選別とも取れるが、面白い数値には違いない。
x17.5は、FX-8320のベースクロックだが、8320が17.5倍のとき、何ボルトで動作可能なのか知りたいものだ。
使用したPCの構成
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AMD FX-8320E CPU
GIGABYTE 970-GAMING(BIOS F1) Mother Board
2x4GB DDR3 1866MHz Memory
GeForce GT730 1GB GDDR5 Graphics
1TB HDD
DVD Drive
Seasonic SSR-450RM(80PLUS Gold) PowerSupply
1xDVI 1920x1080+1xHDMI 1920x1080 Display
PS/2 Keyboard
USB マウス
Windows7 64bit
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調べたクロックは、3.2GHzから4.0GHZまで。AMD OverDriveの、安定性テストを1時間実行し、エラーが出なければ、合格とした。
CPUの電圧は、マザーボードのBIOSで調整したが、オフセットでしか電圧を設定できないので、そのオフセット値と、CPU-Z上のCore Voltageを併記した。
オフセット電圧の設定は、任意の値の入力ではなく、BIOSが提示してきた値を選択する形式だ。その値の並びが変則的なもので、マイナス側は、0.0、-0.075、-0.095、-0.115、、、という並びで、プラス側は、0.0、+0.020、+0.040、+0.060、、、という並びになっている。
CPU-Z上のCore Voltageは、安定性テスト実行中の最大値を採用した。
x16.0(3200MHz)、-0.075V、1.104V (CPU倍率(クロック数)、オフセット電圧、Core Voltageの順)
x16.5(3300MHz)、+0.020V、1.164V
x17.0(3400MHz)、+0.020V、1.164V
x17.5(3500MHz)、+0.040V、1.176V
x18.0(3600MHz)、+0.060V、1.200V
x19.0(3800MHz)、+0.120V、1.248V
x20.0(4000MHz)、+0.180V、1.308V
(参考)x16(3200MHz)、+0.000V、1.140V
オフセットの増減と、Core Voltageの変化の関係が、結構でたらめだが、これはVRMの電圧制御の刻みが、0.012V単位になっていることに、原因のひとつがあると、x16の+0.0Vと、x18の+0.060Vの関係から、推測できる。しかしながら、x16の+0.0Vと、x16の-0.075Vの関係については、意味不明だ。
x16は、8320Eのベースクロックだが、これは-0.036Vでもテストをパスする。ところが、そのすぐ上の16.5倍では、+0.024Vにしないとパスしない。きわどい選別とも、余裕の選別とも取れるが、面白い数値には違いない。
x17.5は、FX-8320のベースクロックだが、8320が17.5倍のとき、何ボルトで動作可能なのか知りたいものだ。
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